メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

UNITANDEM

メガネ置きです。

 

今回は、私が参加したUNITANDEMというイベントについてお話しします。

 

 

常識を覆される

このイベントは、先日のボローニャツアーの記事でもご紹介した、ESEGという学生団体が企画したものです。

 

事前の情報によると、Empire English Pubというパブで割引つきのアペリティーボを楽しみながら、英語・イタリア語・フランス語など、各々が練習をしたい言語を使って学生どうしでお話をするイベントとのことでした。

 

私は日本の大学で言語のタンデム学習の運営に少しだけ携わらせてもらったことがあり、そこでは練習したい言語の希望が合致した学生どうしをマッチングし(例えば、日本語を学びたいスペイン人学生と、スペイン語を学びたい日本人学生を引き合わせる)、彼らが1対1で集中的に言語を教え合える環境を提供していました。

 

タンデムで言語を練習するイベントと聞き、私はそんな勉強会のような1対1の交流を頭に思い浮かべながら、会場のパブに向かいました。

 

全然違いました。

 

イベントをパブで行うと聞いた時点で、違うと察するべきでした。

 

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…こんな場所で、真面目に勉強会を開催できるわけがない。

 

1対1で真剣に言語を教え合っているペアなど一切おらず、全員パブのあちらこちらで4〜5人の輪を作って、数種類の言語をめちゃくちゃに織り交ぜながらひたすら喋り倒していました。

 

とにかく騒がしく、相手に声を届けるのも、相手の声を聞き取るのも一苦労。

 

到着して15分も経たないうちに喉が潰れてしまいました。

 

堅苦しい勉強の雰囲気は皆無で、フランクな会話を楽しむついでに言語の練習もする。

 

日本とイタリアの文化の違いを、身をもって体感したような気がします。

 

最初は現場の騒々しさに圧倒されるばかりでしたが、アルコールを流し込みつつ色々な人と話をしているうちに徐々に慣れ始め、最終的には日本よりもイタリアのタンデムイベントの方が好きかもしれないと思うようになりました。

 

ボローニャ大学では日本人の留学生がかなり珍しい存在のようで、日本語を勉強しているイタリア人学生や留学生に結構声をかけられました。

 

刺激的かつ勉強になる素敵な経験ができ、満足の夜でした。