ボローニャ観光記⑨
メガネ置きです。
ボローニャの観光名所を紹介する、ボローニャ観光記シリーズの第9回目です。
今回は、少しマイナーですが見応えのある観光スポット、サン・ドメニコ教会をご紹介します。
話好きのおじいちゃん
サン・ドメニコ教会は、ボローニャ市内南部の中心地から少し離れた場所にあり、他の観光スポットの影に隠れてあまり知られていませんが、結構見応えのある素敵な観光スポットです。
カトリックの修道会のひとつ、「ドミニコ会」の創始者である聖ドミニコがボローニャで亡くなった後、ドミニコ会の信者たちによって建てられました。
教会内には、聖ドミニコが眠る石棺が安置されています。
…サン・ドメニコ教会。
…教会の内部。サン・ペトローニオ教会などと比べると、明るくて新しい印象を受けます。
教会内を歩いていると、ここに勤めているらしいイタリア人おじいちゃんに話しかけられ、あれよあれよという間に教会のガイドが始まりました。
周りにいた他の観光客も一緒に聖ドミニコのお墓の前まで案内され、彼の生涯やこの教会の歴史、そして石棺そのものの芸術的価値について熱心に解説してくれました。
…聖ドミニコの石棺。芸術に疎いので詳しいことはよくわかりませんでしたが、この石棺の彫像のうち、表側の2つと裏側の1つが巨匠ミケランジェロの作品なのだそうです。
私たちへの解説を終えた後、すぐに他の観光客を捕まえて同じようにガイドを始めていたので、相当話好きのおじいちゃんなのだなと思いました。
イタリアらしい親切に、心が和みました。
…奥に進むと、裁判所のような広い空間に出ました。
…中庭から撮った1枚。外観は歴史を感じさせる佇まいで、内観とのギャップが面白いです。