メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

マントヴァ観光記

メガネ置きです。

 

ボルツァーノから高速バスで約3時間、ルネサンス様式の影響を色濃く残す小さな町、マントヴァを訪れました。

 

今回は、その様子についてお話しします。

 

 

ドゥカーレ宮殿

ボルツァーノ観光を終えた翌日、北イタリアはロンバルディア州の小さな町、マントヴァを続けて観光しました。

 

マントヴァは、同じくロンバルディア州のサッビオネータという町とセットでユネスコ世界文化遺産に登録されており、中世からルネサンス期にかけての影響が今なお残る、優れた建築物や町並みを楽しむことができる町です。

 

初めに、市内北部にある人気の観光スポット、ドゥカーレ宮殿を見学しました。

 

死ぬまでに一度は見ておくべきと称される、「夫婦の部屋」のフレスコ画は時間の都合で見られなかったのですが、それでも十分見応えのある建物でした。

 

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ドゥカーレ宮殿

 

宮殿内の壁や天井には、鮮やかなフレスコ画や彫刻が施されており、かつてのゴンザーガ家の繁栄を伺い知ることができました。

 

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…最も印象的だったのは、天井一面に綺麗な星座図が描かれた「十二宮の部屋」でした。

 

昼食は、ドゥカーレ宮殿からすぐ近くの「Antica Osteria Broletto」というお店でいただきました。


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マントヴァ名物、かぼちゃのトルテッリ。びっくりするほどかぼちゃの甘味が強く、ドルチェとして出てきてもおかしくないと思うほどでした。奥の料理は、マントヴァ風のリゾット。


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…前日の夜もマントヴァで食事をしたのですが、その時に食べたのがこちらの雌鶏のロースト。生まれて初めて、鶏の丸焼きを食べました。

 

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…エルベ広場。世界遺産の構成資産のひとつであり、マントヴァ観光の中心地です。

 

離宮

続いて訪れたのは、ドゥカーレ宮殿と並ぶマントヴァの有名な観光スポット、テ離宮です。

 

ドゥカーレ宮殿と同様に、精密なフレスコ画や彫刻で装飾された部屋を数多く見ることができましたが、ドゥカーレ宮殿よりも保存状態が良好で、迫力と豪華さをより強く肌で感じることができました。


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…テ離宮

 

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…最大の見所は、「巨人の部屋」の大迫力の天井画です。部屋一面に、鳥肌が立つほど壮大な天空の世界が広がっていました。

 

また、テ離宮のすぐそばには小さな遊園地もあり、規模は小さいものの本格的な絶叫アトラクションに乗ることができるので、時間に余裕があればチェックしてみてください。

 

そして、実はマントヴァはスペリオーレ湖・メッツォ湖・インフェリオーレ湖の3つの人工湖に囲まれた湖の町でもあります。

 

それらの湖に沿うように広がる公園では、澄み渡る湖の美しい景色を見ながら、のんびりと散歩を楽しむことができました。


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マントヴァの湖。特に、朝日で水面がキラキラと輝く早朝か、夕日が空と湖を赤く染める夕方に見に来るのがお勧めです。


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白鳥の湖

 

知る人ぞ知る世界遺産の町マントヴァでは、町全体を通して、のんびりとした落ち着いた雰囲気が流れているように感じました。