メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

カリャリ観光記①

メガネ置きです。

 

ボローニャから飛行機で約1時間半、ティレニア海に浮かぶサルデーニャ島の南の玄関口、カリャリという街を訪れました。

 

今回から何回かに分けて、その様子についてお話ししていこうと思います。

 

 

海と坂道と絶景と

イタリアの島と聞くとまずシチリア島が思い浮かぶと思いますが、そのシチリア島に次いでイタリアで2番目に大きな島が、今回訪れたサルデーニャ島です。

 

カリャリはそのサルデーニャ自治州の州都にあたる街で、島内で最も都会的であると同時に独自の歴史的景観も保持している、サルデーニャ島を代表する人気の観光地です。

 

また、カリャリは美しい海岸を持つイタリア有数のリゾート地としても知られており、海を眺めながらのんびりとした時間を過ごすことができます。

 

カリャリに着いて私が最初に感動したことは、空港から市内へのアクセスの簡単さでした。

 

基本的にRyanairなどの格安航空会社のフライトを利用すると、観光の中心地から離れたアクセスの不便な空港に降り立つことが多いのですが、カリャリ・エルマス空港からカリャリ市内までは電車でわずか2駅という近さ、そして1.3€という安さで移動することができました。

 

カリャリ駅は海のすぐそばにあり、駅から出た瞬間に潮の香りがしました。

 

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カリャリ市内の海沿いの大通り、ローマ通り。南国風の木のある風景が、リゾート気分を盛り上げてくれます。

 

実際にカリャリの地に降り立って真っ先に感じたことは、とにかく坂道が多いということでした。

 

坂道が多いというよりも、海沿いの道を除けば、もはや全ての道が坂道でした。

 

しかも傾斜がかなり急なので、歩き回っているとすぐに足が疲れてしまい、歳を取ってから暮らしていくには正直不便な場所だなと思いました。

 

ただ、急勾配の坂道からもたらされるのは、必ずしも悪いことだけではありませんでした。


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…Bastione di Saint Remy。カリャリ旧市街の入り口にあたる、この要塞の上からは、、、


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…このような、カリャリ海と街並みを一度に見渡せる絶景が楽しめました。

 

カリャリ北側の丘の上は城壁に囲まれた旧市街地域となっており、歴史的な建物や遺跡が現在も残る、入り組んだ迷路のような道が広がっていました。


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…Torre dell'Elefante。その名の通り、可愛らしい像の彫刻が施されていました。


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カリャリ大聖堂。


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カリャリ旧市街の観光は非常に楽しいですが、坂道を上り下りし続けるためとにかく足がしんどかったです。それでも、建物の隙間から見えるカリャリの気持ちの良い景色に励まされながら、ひたすら歩き続けました。


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ローマ帝国時代の円形闘技場。天然の石灰岩を掘って造られたのだそうです。


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…歴史的地区を抜け、若者たちが集まるメインストリート及びメイン広場へ。写真はイェンネ広場です。

 

そして、カリャリ観光の要とも言える、海を見に行きました。

 

美しいビーチで有名なポエットという場所は別の記事でご紹介しますが、私はカリャリ中心部の、船がたくさん停泊している海も好きでした。


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カリャリの海。海沿いにはヤシの木が並ぶ素敵な散歩道があり、滞在中何度も往復しました。


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…このような、海上に造られた素敵な道もありました。

 

ちなみに、カリャリは坂道が多くて大変だとは言いつつも、街全体を走る市バスを利用すれば快適に観光することもできるので、ご安心ください。