サンマリノ観光記
メガネ置きです。
リミニ駅前でバスに乗り込み約50分、現存する最古の共和国、サンマリノを訪れました。
今回は、その様子についてお話しします。
世界で5番目に小さい国
サンマリノ共和国は、ヴァチカン市国のように四方をイタリア領に囲まれた小さな独立国家で、総面積は世界で5番目に小さい約61㎢です。
首都サンマリノはティターノ山という山の上に造られた城塞都市で、その市街地は「サンマリノの歴史地区とティターノ山」として世界文化遺産に登録されています。
私は、イタリアの中にあるこの小さな独立国がどのような場所なのか興味を持ち、実際に足を運んでみることにしました。
サンマリノはエミリア・ロマーニャ州東端のリミニという町の近くにあり、サンマリノへのアクセスとして最もポピュラーなのは、リミニ駅前からバスに乗って直接市街地まで向かう方法です。
バスのチケットは片道5€で、駅前のタバッキで買えますが、バスの運転手さんから直接購入することもできます。
バスはリミニ駅正面右手のBurger King付近に停車し、大体40分〜1時間ほどでサンマリノ市街に到着します。
…サンマリノのバスターミナルからの景色。停留所は山上の市街地の麓にありますが、それでもこの高さです。帰りのバスも同じ場所から出発します。
…2019/6/7までのものですが、参考までにリミニ・サンマリノ間バスの時刻表です。
…バスターミナル付近には、このような巨大なエレベーターがありました。サンマリノの市街地は急勾配の坂の上に築かれているため、基本的に移動は登るか降るかのどちらかで結構しんどかったです。
古来から修道院が建てられていた山の上に13世紀頃に共和国として成立し、以来独立を保ち続けているサンマリノは、歴史を感じる石畳と自然の緑が見事に調和した、独特な町並みを有していました。
…この門をくぐったら、そこから先はサンマリノ市街地です。
…サンマリノ頂上付近からの眺め。市内はアップダウンが激しく結構疲れますが、それも報われる絶景です。
…サンマリノ聖堂。
…サンマリノ聖堂内部。何気に今まで見てきた教会の中でもトップクラスで好きな場所でした。
…ロッカ・グアイタ。第1の塔とも称され、近年まで使われていた牢屋などが見学できます。
…チェスタ城。第2の塔と呼ばれ、サンマリノの中で最も高い塔でもあります。
…頂上付近、砦と砦を結ぶ道の一部は、このような岩のアーチになっていました。まさに自然の要塞です。
…サンマリノの町並み。レストランやバール、お土産やさんなどのお店も豊富にあるので、慌ててバスターミナル付近で食事などを済ませる必要はありません。
サンマリノ観光は、ほとんどが坂道移動になるので足腰が弱い方にとっては少しハードかもしれませんが、町から見渡せる美しい眺望と少し変わった石造りの町並みは、一見の価値ありだと思いました。
また、イタリアの中にあるとはいえど一応ひとつの独立国であるため、サンマリノを訪れればパスポートチェックなどの面倒な手続きなしに訪れた国を手軽に1国増やせるのでお勧めです。