メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

ボローニャ観光記②

メガネ置きです。

 

ボローニャの観光名所を紹介する、ボローニャ観光記シリーズの第2回目です。

 

今回は、世界最大級の食のテーマパーク、「FICO EATALY WORLD」をご紹介します。

 

 

美味しく楽しく食を学ぶ

2017年にオープンしたばかりのFICOは、「Fabbrica Italiana Contadina」の略で、敷地内のほとんどを食に関する店舗・工場・展示などが占める、食文化が豊かなイタリアらしいテーマパークです。

 

物販・情報提供・飲食を融合させ、日本を含む世界各国に広まっている店舗「Eataly」の全面的な関与のもと、本当のイタリアの食とはどのようなものなのか、その生産過程から正しい食べ方までを多くの人に知ってほしいという願いから、イタリア各地からメーカー・レストラン・カフェなど多数のテナントが集まって誕生しました。

 

驚くことに、入場料は無料。

 

国が家賃なしでEataly World社に土地を提供しているそうで、自国の食文化を守り、そして世界中に発信していくという、イタリアの戦略的な強い意志が伺い知れます。

 

Bologna駅付近の停留所から直行バスが利用できますが、往復で7€かかるため、私は普通の市バスに乗って行くことにしました。

 

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…FICOの出入り口付近。巨大な看板が目印です。

 

営業時間は10:00〜24:00と長く、夜遅くまでゆっくり食事を楽しむことができます。

 

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…FICOの敷地内。青果市場の跡地を再利用して作られたそうで、敷地のほとんどが屋内でした。

 

ガイドと一緒にFICOを1周するツアーや、パスタやジェラート作りを実際に体験できるコースなど面白そうな有料イベントが多数ありましたが、今回は初めての来場ということもあり、イベントには参加せず敷地内をじっくり探検することにしました。

 

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…Ficoはイタリア語で「イチジク」の意味。イチジクを模したキャラクターが入り口付近に鎮座していました。

 

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…チーズの店舗。いい香りが漂っていました。

 

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…「Venchi」の店舗には、チョコレートの包み紙で作られた大きなウォールアートがありました。

 

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…はちみつの製造過程。このように製品が作られる過程を可視化し、来場者が食について学べるよう工夫されていました。

 

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ウイキョウ味のジェラートが配られていました。想像していたよりも甘みが強く、洋梨のような味がしました。

 

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…屋外には農場や畜舎もあり、FICOで提供される料理の多くが施設内で賄われているそうです。

 

FICOの出店店舗は、展示による宣伝だけでなく実販売にも力を入れており、こだわり抜かれたあらゆるイタリアの食を購入することができます。

 

敷地内には買い物カゴを押しながら散策する人も多く、テーマパークでありながら、巨大なショッピングモールのようでもありました。

 

1日がかりでFICOを探検して、イタリアにどのようなメーカーやレストランがあるのか、そして彼らが食に対してどのようなこだわりを持っているのか、その一端を学ぶことができました。

 

なんといっても入場料が無料なので、費用の心配をすることなく気軽に足を運べるのが嬉しいところです。

 

次に訪れるときは、絶対にイベントに参加しようと思います。