パネットーネ
メガネ置きです。
クリスマスは終わってしまいましたが、今回は、パンドーロと並ぶイタリアのクリスマスの定番菓子、パネットーネについてお話しします。
フルーツ入りのクリスマス菓子
パネットーネは、ミラノ生まれのドーム型の焼き菓子で、バターや卵の入った生地に様々なドライフルーツを練り込んで作られます。
どんなドライフルーツを使うかはお店によって異なりますが、それらをラム酒に漬け込んでから生地に混ぜるのが一般的で、食べた瞬間にラム酒の香りがほんのりと感じられます。
チョコレートチップやアーモンドなどが混ぜ込まれているものも売られており、選ぶのが楽しいです。
パネットーネ種と呼ばれるイタリア北部伝統の天然酵母が使用されており、食感はパンのように柔らかく、独特な甘みがあります。
パンドーロの記事でもご紹介しましたが、大きな箱で購入すると粉砂糖が付いてくるので、一緒に袋に入れてシェイクし、全体に雪化粧を施してからいただきます。
…パネットーネ。レーズンが入ったものを選びました。生地の表面には、かりかりのアーモンドがちりばめられていました。
パンドーロと同様にかなり大きなお菓子なので、クリスマスの前から少しずつ食べ進めていくものなのだそうです。
パネットーネは、生地そのものの甘さと、それぞれのドライフルーツが持つ甘さを一度に味わえるので、食べていて贅沢な気分になりました。
日本の一般的なケーキのように、ホイップクリームや砂糖菓子などの装飾がないシンプルなお菓子ですが、ぜひ一度、パネットーネと一緒にイタリア風のクリスマスを過ごしてみてください。