メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

チネテカ

メガネ置きです。

 

先日、授業の一環で、ボローニャが誇る世界的な映画の複合施設「チネテカ」について学ぶ機会がありました。

 

今回は、その様子についてお話しします。

 

 

映画好きにはたまらない施設

イタリア文化についての授業のアクティビティとして、ボローニャ北西部の端にある「Cinema Lumière」という映画施設を訪れ、チネテカで働いている方の話を聞くことができました。

 

チネテカとは、主に映画のフィルムや映画に関する資料の保存、修復などを行っている、世界でも有数の映画センターです。

 

もともとは小さな組合会社から出発し、現在に至るまでに、映画の未来を担う重要な施設へと成長したのだそうです。

 

Cinema Lumièreでは、もちろん映画の上映も行われています。

 

新作の映画ではなく、既に公開されたことのある古い映画を中心に上映が行われており、学生証を持っていれば割引価格で映画を観ることができます。

 

映画のラインナップはその日によって変わるため、様々な映画に触れることができるようです。

 

また、同じ施設内には、「Biblioteca Renzo Renzi」という図書館も併設されています。

 

この図書館には、映画の専門書やパンフレット、ポスターをはじめとする映画関係の資料、歴史的な写真やグラフィックの資料、そしてテレビゲームに至るまで、様々なメディア関連の資料が揃えられています。

 

こちらも一度学生証を提示すればそれ以降は自由に出入りすることができ、多くの学生が映画やメディア、デザインについて勉強をしているそうです。

 

私は今回の見学の前まで、映画の保管や修繕を行う複合施設と聞いて、「チネテカ」に対して少し硬いイメージを持っていました。

 

しかし実際に足を運んでみると、そこは学生をはじめとする全ての人に対してオープンで、非常に利用しやすい施設だということがわかり、映画好きにはたまらない場所に違いないと思いました。