メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

机に向かうこと

メガネ置きです。

 

今回は、イタリアで留学をしていて、勉強について思うことを書いてみようと思います。

 

退屈な内容になるかと思いますので、もしお時間があればお付き合いください。

 

 

机に向かう大切さ

私は留学を始める前まで、留学中は机に向かって勉強するよりも、現地の友達や他の国から来た留学生と兎にも角にも交流し、そのやり取りの中で少しずつ言語を学んでいく方法が一番だと思っていました。

 

しかし、イタリアで数ヶ月間留学をする中で、そんな勉強への考え方が少しずつ変わってきました。

 

もちろん、友達と積極的に交流することが、言語の学習において非常に重要なのは間違いありません。

 

せっかく海外にいるのなら、その機会を最大限に活用し、友達と交流しながら実践的な経験を積んでいくべきでしょう。

 

ただ私は、そのような「外」での言語学習と同じくらい、「内」での言語学習、すなわち机に向かってひとりで勉強する時間も、大切なのではないかと思います。

 

私はイタリアでの最初の1〜2ヶ月間、なるべく外に出てイタリア人の友達と話し、その中で生のイタリア語を吸収していけばいいと考え、家での勉強を疎かにしていました。

 

しかしその方法では、思ったようにイタリア語力が伸びませんでした。

 

そこで、新しい語彙や表現を少しずつ増やしたり、その日に学んだ語彙や表現を復習したりと、簡単な家での勉強を始めてみたところ、イタリア語を効率良く吸収できるようになりました。

 

はっきりとはわかりませんが、机に向かって行う「内」での学習でイタリア語の基盤を作り、その土台の上で「外」での学習を行うと、下準備なしで友達と交流するよりも効果があるのかもしれません。

 

何が言いたいのかというと、留学中に机に向かってひとりで勉強することは、決して時間の無駄ではないと思うのです。

 

留学をしていると、「せっかく留学をしているのだから、もっと海外の人と交流しなきゃ」というように、謎のプレッシャーや焦りを感じます。

 

しかし、いつも自分ひとりで勉強しているからといって、その時間を「もったいない」と感じる必要はないと思います。

 

「外」での学習だけが重要なものだとみなされがちですが、私は「内」での学習も同じくらいの価値があり、ひたすら友達と話し続けるよりも、むしろ大きな成果をもたらしてくれる有意義な時間だと思っています。

 

どちらか一方に偏るのではなく、どちらにも精一杯取り組んでいくことが、大切なのではないでしょうか。