留学
メガネ置きです。
今回は、先日留学についてふと感じたことをお話しします。
個人的なひとり語りになると思いますので(いつもの記事もそんな感じですが)、もし時間があればお付き合いください。
「イタリア語」を学ぶ?
先日、様々な国籍の留学生が集まる授業で、自己紹介をする機会がありました。
その自己紹介の項目のひとつに、「ボローニャ大学で何を学んでいるか」というものがありました。
私は留学生としては特定の学部に属しておらず、自分の専攻分野もまだ不明確なため、この質問を受けた際はいつも、とりあえず「イタリア語を学んでいる」と答えていました。
しかしその授業の自己紹介では、私以外の学生たちが「法学」「経済学」「農学」などとそれぞれの専攻分野を答えていく中で、ひとりだけ「イタリア語」と答えることに違和感を感じてしまいました。
語学力の向上は今回の留学の大きな目標のひとつであり、現在イタリア語の授業に通って勉強もしているので、「イタリア語を学んでいる」という答えが間違っているわけではありません。
しかし、他の学生たちがしっかりと地に足をつけている中で、私だけが宙ぶらりんになっているような、なんとも言えない感覚になりました。
これは私の個人的な意見ですが、ボローニャ大学で留学をする際は、イタリア語に加えて何かひとつ、自分が集中的に学びたい特定の分野を持っていると、留学がより充実したものになるのではないかと思います。
正直に言うと、純粋にイタリア語の語学力を伸ばすためだけに留学をするのであれば、ボローニャ大学よりも、専門の語学学校に通った方が効率的かもしれません。
特に、これからイタリア語を勉強する、あるいは勉強し始めて間もない人にとっては、語学学校の方が適していると思います。
もちろん語学力の上がり幅はその人の努力次第でいくらでも変わるので、ボローニャ大学でイタリア語を学ぶことは、決して間違った選択ではありません。
しかし、ボローニャ大学を留学先に選ぶのであれば、ただイタリア語を学ぶだけではなく、自信を持って「自分はこれを勉強している」と言えるような学問分野を持っていた方が、留学生活がさらに実のあるものになると思います。