タリアテッレ・ドルチ

メガネ置きです。

今回は、私が気に入ったイタリアグルメと、おすすめのお菓子屋さんについてお話しします。

カーニバルの揚げ菓子

今回ご紹介するのは、「タリアテッレ・ドルチ」というお菓子です。

イタリアには、特定の季節やイベント期間にだけ販売されるお菓子が色々とありますが、タリアテッレ・ドルチもそのひとつで、2〜3月のカーニバルの期間にお菓子屋さんの店頭に並びます。

ボローニャの属するエミリア・ロマーニャ州が発祥のお菓子で、イタリア人の友達から美味しいと勧められたので、食べてみました。

「タリアテッレ」というのは、北イタリアで広く食べられているリボン状のパスタの名称で、後に続く「ドルチ」は「甘い」という意味の形容詞です。

その名前の通り、パスタ生地の中に砂糖や柑橘系の果物の皮を混ぜて甘味を加え、カリッとするまで油で揚げて作られます。

ロールケーキのように、生地をくるくると丸めて切ってから揚げるので、可愛らしい渦巻きの形をしているのが特徴です。

そのまま食べても香ばしくて美味しいですが、粉砂糖を振りかけると、適度な甘さが加わってさらに美味しくなります。

私が食べたタリアテッレ・ドルチは、柑橘の風味が控えめで、日本のかりんとうに近い味がしました。

…タリアテッレ・ドルチ。持ち帰る時に少し崩れてしまったのと、カメラのアングルが悪かったのとで渦巻きの形が分かりづらくなってしまいましたが、渦巻き型のお菓子です。

今回私がこのお菓子を買ったのは、マッジョーレ広場から東に少し行ったところにある、「Antico Panificio Armando Priori」という小さなパンとお菓子のお店です。

…Antico Panificio Armando Priori。お店自体は小さいですが、たくさんの種類のパンやお菓子を取り扱っており、特に季節やイベントごとの、特別なお菓子のバリエーションが豊富です。