メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

タリオリーニ

メガネ置きです。

 

今回は、私が気に入ったイタリアグルメについてお話しします。

 

 

タリオリーニ

北部・中部イタリアでは、昔から、主に軟質の小麦が栽培されてきました。

 

そのため、南部で乾燥パスタが普及したのに対し、北部・中部の人々は、伝統的に生パスタを食べてきた歴史があります。

 

現在は、生産性の向上や流通網の発達によって、北部・中部にかけても乾燥パスタが広まっていますが、それでも北部・中部には、長い間受け継がれてきた独自の生パスタがたくさんあります。

 

今回ご紹介するタリオリーニというパスタは、北イタリアで主に食されてきた平打ちの生パスタで、きしめんのような平べったい見た目をしているのが特徴です。

 

生パスタ特有の、もちもちとした歯ごたえのある食感で、麺にソースがよく絡むため、濃厚なソースと合わせて食べられることが多いそうです。

 

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タリオリーニ。味付けは、鶏肉とサラミのクリームソースでした。

 

以前ピサで、ピチという生パスタを食べた時にも感じましたが、生パスタはとにかくその食感が最高で、噛み合わせた歯を押し返してくるような弾力がとても心地良いです。

 

私はこのタリオリーニパルマで食べたのですが、ソースにパルマのサラミが使用されており、今まで味わったことのないような、肉の旨味の詰まった濃厚な美味しさでした。

 

一口にパスタと言っても、イタリアには形や食感が異なる様々な種類のパスタがあり、それらの違いを意識してみると、食事が一層楽しめるのではないかと思います。