テルモシフォーネ
メガネ置きです。
突然ですが、皆さんは、イタリアの一般家庭にある暖房器具がどのようなものか、ご存知でしょうか。
日本では、電気ストーブやエアコンが一般的ですが、イタリアには、それらとは違った暖房器具が普及しています。
今回は、イタリアの暖房器具、テルモシフォーネについてお話しします。
乾燥に注意
最初に断っておかなければなりませんが、もちろん、イタリアに電気ストーブやエアコンが全くないわけではありません。
ただ、イタリアは電気代が高いため、テルモシフォーネと呼ばれる、お湯を利用した暖房器具を設置している家庭が多いです。
…テルモシフォーネ。
管の部分に熱湯が注ぎ込まれ、じわりじわりと部屋を暖める仕組みになっています。
写真左上にあるひねりを回すと、お湯の量を調節することができ、それがそのまま室温の調節になります。
アパートや寮の場合、基本的にこの器具のスイッチは一括で管理されており、自分たちでできるのは、お湯の量の調節だけになります。
暖房効果はというと、私が住んでいるアパートのテルモシフォーネは、見た目は古いですが、かなり部屋を暖かくしてくれます。
ただ、この暖房器具を使っていると、部屋がものすごく乾燥します。
特に夜間、ひねりを全開にしたまま寝ると、乾燥で喉がやられることもあります。
私は、濡れたタオルを枕元に干して気持ち程度の乾燥対策をしていますが、イタリアの冬の夜は、とにかく乾燥しているという印象が強いです。
何人かの友達もそのように感じているそうなのですが、これはイタリアの家庭全般に言えることなのでしょうか。