パルマ観光記
メガネ置きです。
ボローニャから電車で約1時間、美食の都、パルマを訪れました。
今回は、その様子についてお話しします。
生ハム万歳
パルマといえば、生ハムやパルミジャーノチーズ、バルサミコ酢など、美味しい特産品がたくさんある、美食の町として知られています。
今回の小旅行は、町を観光することよりも、有名なパルマの生ハムを味わうことを目的にしていたので、町内散策は午前中で早々に切り上げ、ゆっくりと昼食を楽しみました。
まずは、町を縦に分割しているパルマ川の西側にある、ドゥカーレ公園を散歩しました。
…ドゥカーレ宮殿。公園内にありました。
朝早くに訪れ、天気もすごく良かったので、気持ちよく散歩することができましたが、公園内には特に目ぼしいものはありませんでした。
続いて、パルマ川の東側へ戻り、主な観光名所をぐるりと見て回りました。
…ピロッタ宮殿。世界最古といわれる劇場があります。
…パルマ大聖堂。外観はどことなくボローニャのサン・ペトローニオ教会に似ていますが、その印象に反し、中は結構派手でした。
…洗礼堂。大聖堂のすぐ隣にありました。ピンクがかった色と、8角形の見た目が可愛らしい建物でした。
…ガリバルディの像。ショッピングストリートの一角にある、ガリバルディ広場の中で立っていました。
その後は、パルマ大学に少しだけ潜ったり、オペラ劇場の近くをうろうろしたりして時間を潰し、そしていよいよ待ちに待った、昼食の時間がやって来ました。
色々と迷った末に、ネットに載っていた「Antica Osteria della Ghiaia」という小さなお店を選びました。
…Antica Osteria della Ghiaia。大通りから少し裏道に入ったところにある、こじんまりとしたお店でした。
…温かい雰囲気の店内。店員さんも優しく対応してくれました。
そして、遂に。
…パルマの生ハムとご対面。4種類のハムが花のように並べられており、壮観でした。
薄くスライスされているにもかかわらず、味が非常に濃厚で、本場の生ハムの実力を思い知らされました。
普段はあまりワインを飲まない私でも、この味は赤ワインと完璧に合うだろうなと思いました。
…生ハムに付いてきた、トルタ・フリッタ。エミリア・ロマーニャ州に伝わる、香ばしい揚げパンのような料理です。ラビオリのような見た目をしていますが、生地の中は空洞になっていました。ボリューム満点で、こちらもとても美味しかったです。
パルマの生ハムを心ゆくまで堪能することができ、大満足の1日となりました。
町自体は半日あれば十分に見て回れるので、ミラノやボローニャ観光のついでに、美味しい生ハムを食べにパルマを訪れてみることをおすすめします。