ウィーン観光記②
メガネ置きです。
今回は、ウィーン観光記の続きをお話しします。
カフェ文化の根付く街
今回のウィーン観光の目的のひとつに、ウィーンのカフェ文化を体験するというものがありました。
ウィーンには、コーヒーハウスを「第2の居間」と考え、コーヒーを飲みながらまったり優雅に過ごす時間を大切にする文化があります。
このウィーン独特のカフェ文化は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されており、ぜひとも実際に体験してみたいと思っていました。
2日目の朝は、メランジェと呼ばれる、コーヒーとミルクを1対1で混ぜ、その上に泡立てたミルクを載せた、イタリアのカプチーノのようなコーヒーからスタートしました。
…メランジェとアプフェルシュトゥルーデル。メランジェは、ウィーンで最も愛されているコーヒーメニューなのだそうです。ふんわりとした口当たりで美味しかったです。
…こちらのアプフェルシュトゥルーデルは、今回のウィーン旅行で食べた物の中で一番美味しかったです。メランジェとの相性も最高でした。
…朝食を取ったのは、「Demel」というカフェ。先日ご紹介したホテル・ザッハーのカフェと並び、ウィーンを代表するカフェのひとつなのだそうです。
午前中は、ウィーンの街を、写真を撮りながらゆっくりと観光しました。
…美術史美術館。
…ウィーン市庁舎。手前の広場には、めちゃめちゃ大きなスケートリンクが設置されており、子供達が楽しそうに滑っていました。
やがて寒さの限界が訪れたので、ウィーンのカフェ文化に倣い、カフェでのんびり休憩することにしました。
…入ったのは、国立歌劇場のすぐそばにある、「Gerstner」というカフェ。
…これはウィーンのカフェ全般に言えることですが、内装がとにかくお洒落。ゆっくりとくつろぐのに適した空間づくりが、徹底されているように感じました。
…カプチーノを注文したところ、ホイップクリームが載ったコーヒーが出てきました。カフェによっては、メランジェと区別をつけるため、カプチーノにホイップクリームを載せて提供しているところもあるようです。
イタリアに来てから、カフェでコーヒーだけを注文してぼけーっと時間を過ごす機会がほとんどなくなってしまっていたので、日本のカフェがほんの少し懐かしくなりました。
カフェでおしゃべりに興じる人たちをぼんやりと眺めながらコーヒーをすすり、リフレッシュした気分になりました。
午後は、地下鉄を乗り継いでシェーンブルン宮殿へ向かいました。
…シェーンブルン宮殿。ウィーンで一番人気の観光スポットと聞いていたのですが、天候のためか、全然人がおらず閑散としていました。
…丘の上まで登ろうかと思いましたが、あまりに寂しげな雰囲気だったので、なんとなくやめておきました。
そして、ウィーン最後の晩餐は、「フィグルミュラー」というシュニッツェルが有名なお店でいただきました。
…私は1日目で既にウィンナーシュニッツェルを食べていたので、コルドンブルーという料理を頼みました。ハムとチーズ入りの鶏肉のカツレツという、間違えようのない黄金の組み合わせ。非常に美味しかったのですが、ボリュームが半端じゃなく、食べ切るのが大変でした。
2日間にわたるウィーン観光を経て思ったことは、ウィーンでは街並みも人々も全体的にスタイリッシュで、余裕があるように見えるということでした。
そして、1杯のコーヒーと共にまったりと時間を過ごすウィーンのカフェ文化の一端を、感じ取ることができたように思います。
もし機会があれば、晴れたウィーンの街をもう一度訪れたいと心から思います。