コピステリア
メガネ置きです。
大学生たるもの、何かを印刷したり、コピーしたりするのを避けて通ることはできません。
しかし、留学生という身分では、自分専用のコピー機を所持しているケースは稀でしょう。
今回は、そんな時にお役立ちの、イタリアのコピステリアについてお話しします。
印刷、コピー、教科書まで
コピステリアとは、印刷やコピーなど、コピー機で行えるサービスを有料で提供するお店のことです。
大学を有する学生の町ということもあって、ボローニャでは大学施設周辺を中心に、大小様々な規模のコピステリアが集まっています。
利用価格はお店によってまちまちだと思いますが、印刷1枚あたり4セントというお店が多いです。
PDFデータを印刷したい場合は、USBメモリを持って行き、枚数などを伝えればすぐに印刷してくれます。
コピステリア激戦区のボローニャで、特に規模の大きい「Copisteria del Guasto」というお店があるのですが、ここでは通常の印刷やコピーに加えて、教科書の印刷販売も行なっています。
教科書全ページ分のデータを印刷してリング留めしたものを購入することができ、普通に教科書を買うよりも安く済み、かつ教科書を探す手間が省けます。
ただ、この教科書の印刷販売は本来は法的にグレーな行為で、たくさんの教科書を買わなければならない学生の事情を考慮して大目に見てもらっているらしく、あまり外でその印刷した教科書を大っぴらに出さない方がいいと忠告を受けました。
…Copisteria del Guastoの店内。コピー機がずらりと並びます。
また、これは後日知ったことなのですが、大学施設内にPC室のような場所があり、そこでは無料で印刷を行うこともできるそうです。
コピステリアの存在意義が危ぶまれる情報ですが、いずれにしても、ボローニャ留学をするうえで自分用のコピー機を準備する必要はないと思います。