カーニバル
メガネ置きです。
ヴェネツィア観光の記事でカーニバルの様子についてお話ししましたが、私が留学しているボローニャでも、カーニバルのイベントが行われていました。
そのイベントがツッコミどころ満載だったので、今回はその様子についてお話しします。
Carnevale dei bambini
私が見に行ったのは、3/5にボローニャ市内で行われていた、「Carnevale dei bambini」というイベントでした。
その名の通り、大人ではなく子供が主役のイベントで、仮面をつけて仮装をした可愛い子供たちがたくさんいました。
それだけなら良かったのですが、このイベントでは、ド派手かつ巨大な大量のフロート車らしきものが爆音を轟かせながら一般道を走行し、その後マッジョーレ広場を周回するという謎の催しがありました。
…アゴスト広場にてスタンバイする、大量のフロート車(?)たち。広場には、可愛らしい衣装を着た子供たちがたくさん集まっていました。
…フロート車を拡大してみると、ゴツいトラクターが、手作り感満載の飾り付けをしたフロートを引っ張っているのがわかります。フロートの上には、仮装した子供たちと、その保護者が乗っていました。
…何が始まるのかと思いながら待っていると、20台ほどのフロート車が、列をなして普通に道路を走り出したので驚きました。もちろん、列の最後尾が通り過ぎるまで、その道路は通行止めです。
変わった飾り付けのフロート車が、大音量で音楽を流しながらぞろぞろと町中を走る光景は、なかなか衝撃的でした。
しかも、フロートの上に乗っている子供たちが大量の紙吹雪を撒き散らすので、フロート車が通った後の道路と近くを歩いていた通行人の頭に紙が降り積もっていました。
やがてフロート車たちは、目的地であるマッジョーレ広場内に侵入し、ぐるぐると敷地内を回り出しました。
…その日のマッジョーレ広場の様子。「CARNEVALE DEI BAMBINI」と書かれた大きな看板が出ていました。今年で67回目を迎えるという、想像以上に歴史あるイベントだったので驚きました。
マッジョーレ広場は、イベントの開催を祝する言葉が大音量で響き渡り、周囲を走るフロート車からはボールやスナック菓子が投げ込まれ、子供たちは走り回って、かなりカオスな状況でした。
私は、その広場の雰囲気にすっかり気圧され、疲れを感じて途中で帰ってしまいました。
そのためその後どのような催しがあったのかどうかはわかりませんが、いずれにしてもヴェネツィアのカーニバルのイベントとは全く趣向の違う、とにかくヘンテコなイベントでした。