メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

ヴェローナ観光記

 

メガネ置きです。

 

ボローニャから電車に乗って約1時間20分ほど走り、中世の面影を残す世界遺産の街、ヴェローナに到着しました。

 

今回は、先日のヴェローナ観光の様子についてお話しします。

 

 

ロミジュリよりも、橋

ヴェローナは、ローマやフィレンツェなどに比べると知名度はやや低いですが、街全体が「ヴェローナ市街」として世界遺産に登録されており、見所がたくさんある北イタリアの観光都市のひとつです。

 

古代ローマ時代から現在まで使われている円形闘技場をはじめ、古い時代の遺跡や街並みがよく残されているほか、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台となった街でもあります。

 

Verona Porta Nuova駅から大通りを北上していくと、ブラ広場という美しい噴水のある大きな広場に出ました。

 

この広場はヴェローナ観光の玄関口にあたり、少し進むと巨大な円形闘技場がその姿を現します。

 

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ヴェローナ円形闘技場。ローマのコロッセオよりも一回り小さいですが、それでも迫力がありました。夏には「Arena Opera Festival」と題し、この闘技場内で野外オペラのステージが開催されます。

 

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…ブラ広場。すぐ隣にある円形闘技場に目が行きがちですが、美しい噴水を中心とする、この広場の落ち着いた雰囲気も最高です。

 

円形闘技場と並ぶヴェローナのもうひとつの有名スポット「ジュリエットの家」は、ブラ広場よりもさらに北に歩いた所にあります。

 

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…ジュリエットの家。2階部分のバルコニーは、観光客からの要望で後から付け足したものなのだそうです。

 

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…ロミオの家もありました。

 

ただ、正直そこまでロミオとジュリエットに興味がないのと、ジュリエットの家に関しては観光客が多すぎて落ち着かなかったのとで、個人的にはあまり印象に残る場所ではありませんでした。

 

それよりも、カステルヴェッキオ橋という橋の方が、私の中でヒットしました。

 

ヴェローナの街は、蛇行しながら流れるアディジェ川の両岸で発展しており、その中心にかかっているのがカステルヴェッキオ橋です。

 

中世の時代にはお城として使用され、現在は美術館に建て替えられたカステルヴェッキオ博物館に付属する橋で、外から見ると、まるで川の上にお城がかかっているように見えました。

 

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…カステルヴェッキオ橋。赤レンガの色味と上部のツィンネが、中世の雰囲気を感じさせます。

 

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…橋の入り口。異世界に入り込んだような気分になります。

 

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…橋の途中には、このように上に登ってツィンネの隙間から景色を眺められる場所もありました。こういう場所のこういう階段って、なんかテンション上がりませんか?

 

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…覗き穴越しの、アディジェ川の眺め。

 

 

イタリアは上から見るべし

その後は、ヴェローナの街が一望できる絶景スポットの、サン・ピエトロ城へと向かいました。

 

思っていたよりも中心部から遠く、山登りもきつかったので途中で心が折れかけましたが、お城のある丘の上から見渡したヴェローナの景色は、登った甲斐があったと思わせてくれる素敵な眺めでした。

 

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…サン・ピエトロの丘。一説によれば、ヴェローナの街の始まりの場所とされています。

 

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…サン・ピエトロの丘から見下ろしたヴェローナ。赤と黄色を基調とした美しい街をアディジェ川がゆったり横切っていて、とても清々しい景色でした。

 

これは私の勝手な見解ですが、イタリアの町は全て、高い所から見渡されることを想定しているかのように素敵な眺めを持っています。

 

イタリアを観光する際に余裕があれば、上から町全体を見下ろせる場所に行ってみることを強くお勧めします。

 

おそらく、町中を歩き回っていた時とは、全く違った印象を受けると思います。

 

今回は暗くならないうちにボローニャに戻りましたが、ヴェローナは私がこれまでに訪れたイタリアの町の中でも、チンクエテッレと並んでトップに食い込む本当に素敵な町でした。

 

今後さらに注目度が増し、観光客の数も増えてくるのではないかと思うので、今のうちに訪れておくといいかもしれません。