メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

パスタ作り

メガネ置きです。

 

私がイタリア滞在中にやりたかったことのひとつに、一からパスタを手作りするというのがありました。

 

そこで今回は、先日念願叶って参加してきた、パスタ作り体験のワークショップについてお話しします。

 

 

パスタ職人を志す

今回私が参加したパスタ作りのワークショップは、以前ボローニャ観光記シリーズの記事でもご紹介した、「FICO EATALY WORLD」というボローニャ郊外の食のテーマパークで行われました。

 

FICO内の「Sfogliamo」というパスタ料理店が週に数回開催しているワークショップで、実際に毎日パスタを作っている職人さんが、パスタの作り方を指導してくれました。

 

パスタの生地に使用した材料は、小麦粉と卵のみ。

 

小麦粉が卵によく馴染むようにゆっくりと混ぜ、十分に混ざったらそのタネを薄く伸ばし、形成していきます。

 

今回は、エミリア・ロマーニャ州の伝統パスタである「トルテッリーニ」と「ガルガネッリ」、そして蝶々のような形のパスタ「ファルファッレ」の3種類を作りました。

 

トルテッリーニは中に詰め物をするパスタのひとつで、ホウレンソウとリコッタチーズのペーストを生地で包み、指輪のように丸めて作ります。

 

ガルガネッリは細かい筋が入った穴開きのショートパスタで、生地を細い棒に巻き付けながら、細かい凹凸のある小さな洗濯板のような道具の上を転がすことによって筋をつけていきます。

 

ファルファッレは、一見すると複雑そうな見た目をしていますが、正方形にカットした生地を軽くつまむだけで簡単にできてしまいました。

 

生地をカットした際に余った端っこの部分は、もう一度タネを作るには少しまとまりが悪いため、適当な大きさに切って名前のないパスタとして食べるのだそうです。

 

私が作ったパスタは、小麦粉の量が足りなかったのか全体的に水分が多く、粘り気のあるものになってしまいました。

 

パスタを作っている最中は、自分とパスタ以外のあらゆる存在がこの世界から消え去ってしまったかのような感覚になり(そのせいで職人さんの説明を十分に聞かずうまくいきませんでした)、無心で作業を進めていました。

 

自分の指先から次々とパスタが出来上がっていく感覚がとても楽しく、本気でパスタ職人を目指そうかなという気持ちが一瞬芽生えました。

 

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…今回のワークショップの開催店、Sfogliamo。


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…完成したパスタたち。左から、ガルガネッリ、トルテッリーニ、ファルファッレ。左下にあるのが生地の端っこたちで、左上にちょこっと見えるのがガルガネッリ用のでこぼこの板です。

 

本当は作っている途中の写真も撮りたかったのですが、手が汚くて泣く泣く断念しました。

 

このワークショップで作ったパスタは自分で持ち帰ることができたので、その日の夜に茹でて食べてみたのですが、食べ応えがあってとても美味しかったです。

 

FICOには、パスタの他にも様々な食べ物作りのワークショップがあるので、機会があればぜひ足を運んでみてください。