メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

パンツェロッティ

メガネ置きです。

 

今回は、私が気に入ったイタリアグルメについてお話しします。

 

 

イタリアの揚げパン

今回は、パンツェロッティという面白い名前の食べ物をご紹介します。

 

パンツェロッティは、南イタリアのプーリア州が発祥と言われ、小麦粉の生地の中に様々な食材を詰めて揚げる、揚げパンのような食べ物です。

 

リストランテなどで食べる料理というよりは、ピッツェリアなどで買って外で食べる、気軽なストリートフードとして親しまれています。

 

もともとは農民社会で食べられていた質素な料理のひとつで、余ったパン生地の中にトマトやモッツァレラチーズなどのありふれた具材を詰めて作られた、農家の節約術の産物だったとも言われます。

 

中に入れる食材はトマトやモッツァレラチーズが一般的ですが、家庭料理のひとつということもあり、その土地でよく使われている野菜やチーズ、プロシュットなどもよく使われます。

 

円形の生地を折りたたんで具材を包むため、半月型の枕のような、可愛い形をしているのも特徴です。

 

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…パンツェロッティ。オーソドックスに、トマトとモッツァレラチーズ入りのものを選びました。パン生地のジューシーな食感がカレーパンのそれとよく似ていて、感動しました。

 

ボローニャでは、ザンボーニ通りの「Zamboni 3 Pizza e Fritti」というお店や、旧市街の西側にある「Piglia la Puglia」というベーカリーで、パンツェロッティを食べることができます。

 

揚げ物なのでひとつでも結構お腹が膨れるため、外で軽くお昼ご飯を済ませたい時などにお勧めの食べ物です。

 

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…こちらは、本場プーリア州のバーリで食べたパンツェロッティ。生地がもちもちでとても美味しかったです。