スフォリャテッラ
メガネ置きです。
今回は、私が気に入ったイタリアグルメについてお話しします。
ナポリ銘菓①
今回ご紹介するのは、「スフォリャテッラ」という少し複雑な名前をした、イタリアのドルチェです。
アマルフィの修道院で偶然生まれたと言われており、現在は南部の大都市ナポリの伝統菓子として知られています。
薄いパイ生地を何層も折り重ねながら貝殻を模した形に仕上げ、中にカスタードクリームやリコッタチーズを入れて、オーブンで焼き上げて作ります。
幾層にも重なったそのパイ生地の食感はパリパリサクサクで心地良く、他のお菓子では味わえないスフォリャテッラ最大の魅力となっています。
そんなスフォリャテッラですが、実は2つの種類があります。
1つは上で紹介したパイ生地のスフォリャテッラで、「リッチャ」と呼ばれています。
日本で一般的に知られているのは、こちらの方だと思います。
そしてもう1つは、パイ生地の代わりに柔らかいクッキー生地でクリームを包んだスフォリャテッラで、こちらは「フロッラ」と呼ばれています。
リッチャとは正反対とも言えるしっとりとした食感をしており、同じ名前のお菓子でありながら全く別物だったので初めは驚きました。
ナポリのお店でスフォリャテッラを買う時は、どちらの種類が欲しいのかを聞かれるかもしれないのでそれぞれ区別しておきましょう。
…スフォリャテッラ。こちらはリッチャの方です。パイ生地がきゅっと貝殻状に押し縮められたような、可愛い形をしています。
ちょっと食べづらいのが難点ではありましたが、とても美味しかったです。
ただ、スフォリャテッラは見た目以上にボリューミーでめちゃくちゃお腹に溜まるので、食事の直前に食べるのはあまりお勧めしません。