メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

ボローニャ観光記 12

メガネ置きです。

 

ボローニャの観光名所を紹介する、ボローニャ観光記シリーズの第12回目にして、最終回になります。

 

今回は、ボローニャ大学最古の校舎として知られる、アルキジンナジオ館をご紹介します。

 

 

ボローニャ大学の歴史を歩く

アルキジンナジオ館は、当時ボローニャ各地に散らばっていた大学施設や教授を1箇所にまとめることを目的に、1563年に最初の大学棟として建てられました。

 

1803年に校舎が現在の位置に移転するまで、1階は教授陣の部屋として、2階は学芸学部(医学、哲学、自然科学など)と法学部の講義室として使われていました。

 

現在は、1階の回廊と2階の解剖学教室、そしてかつて法学部の大講義室だったスターバット・マーテルの広間を見学することができます。

 

また学芸学部の大講義室は現在市立図書館の一室となっており、観光客には解放されていませんが、ボローニャ大学の留学生であれば中に入ることができます。

 

アルキジンナジオ館はマッジョーレ広場から歩いてすぐのところにあり、解剖室と広間の見学料も3€と安いので、ボローニャを観光する際は訪れることをお勧めします。

 

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…アルキジンナジオ館。建物は回廊に囲まれた2階建てになっています。


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…館内には、有力家系の卒業生の紋章や著名な教授の記念碑などが6000以上も飾られています。壁に盾のような紋章がずらりと並ぶ光景は圧巻です。


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…解剖学教室。大学の教室とは思えない立派な造りですが、その分見所がたくさんあります。

 

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…スターバット・マーテルの広間。現在は講演などで使われているそうです。書庫に繋がる扉もあり、中に入れませんがそこから図書館の様子を眺めることもできます。

 

アルキジンナジオ館は、ボローニャ大学が現在のような大学として出発した始まりの場所であり、館内では至る所でその長い歴史を感じることができました。