メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

ボローニャ観光記 11

メガネ置きです。

 

ボローニャの観光名所を紹介する、ボローニャ観光記シリーズの第11回目です。

 

今回は、夏におすすめの知る人ぞ知る観光スポット、Carpigiani・ジェラート博物館をご紹介します。

 

 

ジェラートの歴史を学ぶ

「Carpigiani」社は、ボローニャに本社を置くジェラート製造マシンの歴史あるブランドで、日本をはじめとする世界中のジェラート・ソフトクリーム用機械の製造・販売を手がけています。

 

1944年の創業以来世界におけるジェラート文化の発展に貢献しており、ジェラートについて深く学びたい人たちのために「ジェラート大学」を設けていることでも知られています。

 

今回ご紹介するジェラート博物館は、そんなCarpigiani社が2012年にオープンさせたジェラート専門の博物館で、実体験も交えながらジェラートの歴史や秘密について学ぶことができます。

 

この博物館はボローニャ旧市街からバスで40分ほどの郊外にあり、ボローニャ大学の学生定期券の範囲外になるので注意してください。

 

f:id:occhiali_megane:20190604232953j:image

ジェラート博物館。ジェラート大学の建物に併設されています。

 

館内の見学には予約が必要なので、事前に博物館のホームページで申し込んでおきましょう(支払いは現地で行います)。

 

様々なコースがありましたが、私は館内のガイドツアー+ジェラートの試食で7€のコースを選びました。


f:id:occhiali_megane:20190604233028j:imagef:id:occhiali_megane:20190604232928j:image

…博物館内の様子。広々とした大部屋に、ジェラートに関する展示や歴代のジェラートマシンが並んでいました。


f:id:occhiali_megane:20190604232932j:image

…最も古いとされるジェラート製造機。今でも世界の一部地域で使われているらしいです。


f:id:occhiali_megane:20190604232936j:image

…昔のコーン製造機。見た目は完全に拷問用の機械です。ちなみに、昔はジェラートも高価な食べ物のひとつだったため、昔のコーンは今のものに比べてひと回り小さいそうです。


f:id:occhiali_megane:20190604232949j:image

ジェラート販売の自転車。かつてはこの自転車が町を走る姿がよく見られました。

 

f:id:occhiali_megane:20190610031439j:image

…初期のジェラート製造機たち。特徴的なクリーム色は、バニラの色から来ているのだそうです。

 

その日はガイドさんとほとんどマンツーマンで館内を回れたため、所々で質問しながらじっくりとジェラートの歴史について学ぶことができました。

 

ガイドツアー終了後は、建物の外にあるラボへと移動してジェラートの試食をしました。

 

ジェラートの味は3種類選ぶことができるのですが、こちらのラボはジェラート大学の学生たちの実習場としても機能しているため、他ではあまり見られない変わった味が多く楽しかったです。


f:id:occhiali_megane:20190604232944j:image

…別館のラボ。


f:id:occhiali_megane:20190604232939j:image

…私は、トラディショナル・バニラ、チーズケーキ、キウイを選びました。特に感動したのはキウイ味。物珍しさで選びましたが、本格的な味でとても美味しかったです。

 

この他、実際にジェラート作りを体験できるコースもあるようなので、ただジェラートを食べるだけでなくジェラートについてもっと詳しくなりたいという人は、ぜひこちらの博物館を訪れてみてください。