パルミジャーノ・レッジャーノ
メガネ置きです。
私はチーズが大好きで、イタリア留学を決めた最大の理由が、チーズをたっぷりと使った本場のイタリア料理を楽しみたかったからだといっても過言ではありません。
今回は、ボローニャを含むエミリア・ロマーニャ州の特産品である、パルミジャーノ・レッジャーノというチーズについてお話しします。
チーズの王様
パルミジャーノ・レッジャーノは、イタリアで最も人気のあるチーズのひとつで、数百年間ずっと変わらぬ製造方法で作られ続けており、「チーズの王様」と称されています。
完成まで最低でも1年間は熟成させる必要がある手間のかかるチーズで、その価値の高さから、銀行の担保として利用されることもあったようです。
表面に製造日やDOP認定などの刻印がされた、樽のような筒型をしており、1つあたりの重さはなんと40キロにもなります。
日本でもおなじみの「パルメザンチーズ」など、パルミジャーノ・レッジャーノとよく似たチーズは数多く市場に出回っていますが、このチーズはDOPという品質認定表示に登録されているため、エミリア・ロマーニャ州内で、定められた製法によって作られたもの以外は、正確にはパルミジャーノ・レッジャーノと名乗ることはできないそうです。
王様と呼ばれているだけあってその味は一級品で、塩味がよく効いており、非常に濃厚なのが特徴です。
また、熟成期間が長ければ長いほどコクが増して美味しくなるそうなのですが、その分値段も高くなっていきます。
そのまま食べてももちろん美味しいのですが、私はパスタやサラダに削ってふりかけたり、クリーム系の料理の味付けに使ったりすることが多く、料理の味のレベルを1段階引き上げてくれます。
このパルミジャーノ・レッジャーノは、ボローニャがエミリア・ロマーニャ州に属しているということもあり、留学期間中にぜひ食べてみたいと思っていたものだったのですが、本当に私好みのチーズで、食べるたびに感動しています。
私はあまり家でお酒を飲まないので試していませんが、ワインのおつまみとして食べても最高だと思います。
他のチーズよりも少し値段は高めですが、まだ食べたことがないという方は、ぜひこの美味しさを一度体感してみてください。