授業
メガネ置きです。
今回は、ボローニャ大学の授業についてお話しします。
※…当記事の情報は、2018年12月時点のものですので、予めご了承ください。
INSEGNAMENTI
ボローニャ大学のホームページで、HOME→DIDATTICA→INSEGNAMENTIと辿っていくと、授業の検索ページを開くことができます。
授業や教授の名前、キャンパス、学部、使用言語などの条件から検索項目を絞り込み、授業を探します。
検索をかける前に、年度が合っているかどうかを確認しましょう。
留学生が受ける主な授業は、大きく分けて以下の3種類です。
・1° Ciclo...L(Laurea)
・2° Ciclo...LM(Laurea Magistrale)
・Ciclo Unico...LMCU(Laurea Magistrale a Ciclo Unico)
Lは学部生向け、LMは院生向け、LMCUは学部生と院生が混ざった授業です。
自分の言語の能力や専門分野の知識量に合わせて、授業を選びましょう。
検索結果のページでは、第1セメスターと第2セメスターの授業がごちゃ混ぜで表示されるので、注意してください。
また、開講までまだ期間がある授業の中には、シラバスや時間割が準備されておらず、リンクを選択できないものもあります。
基本的には、開講の時期が近付いてくれば選択できるようになると思うので、のんびり待ちましょう。
授業の検索は、英語でも行うことができます。
ただし、イタリア語で開講されている授業の中には、英語に翻訳されたシラバスが準備されておらず、英語で検索しても引っかからないものがあるようなので、注意してください。
検索結果のページを見ていると、まず大きな授業の項目があり、その下にインデントされた項目がいくつか続いている、「授業群」が見つかるかと思います。
こうした授業群は、主に2つのパターンに分けられます。
・全ての項目でひとつの授業を構成しており、単位を取得するためには、インデントされた項目の授業を全て受ける必要がある。
・それぞれの項目ごとに授業が独立しており、単位を取得するためには、インデントされた項目の授業のうち好きなものを受ければよい。
どちらのパターンかを見分けるには、授業の項目の先頭に記載されている、5桁の授業コードを確認すればOKです。
授業コードが同じ授業は全て取らないと単位を取得することができませんが、授業コードが異なっていれば、その授業群の授業を全てを受ける必要はありません。
私の説明だけでは少しわかりにくいかと思いますので、気になる方は、一度ボローニャ大学のホームページにアクセスしてみてください。
授業がかぶりまくる
ボローニャ大学では、基本的に、1回につき2〜3時間の授業が、週に2〜3コマあります。
授業が1週間に1回ではないので、取りたい授業の開講時間がかぶることが本当に多く、時間割を組むのが難しいです。
さらに、「〇〇時間目の授業は△△時から◇◇時まで」といった明確な時間の区切りがないことも、時間割作成を難航させるひとつの要因です。
イタリア人学生たちの中には、授業が同じ時間に2つ重なってしまっているために、授業を途中で抜けて別の授業へ向かう人も少なくないようです。
初めのうちは、ホームページやシラバスの見方がよくわからなかったり、授業が重なって納得のいく時間割が作れなかったりと、授業について考えるのが少し大変かもしれません。
しかし、時間が経過するにつれて、シラバスのどこに注目するべきかや、授業間の効率的な移動の仕方などがわかってくるので、最初の時点で考えすぎる必要はありません。
何事も慣れてしまえばスムーズにこなせるようになるので、とりあえず気になった授業は全て印をつけておき、後で少しずつ調整をしていけばいいと思います。