CLA 〜授業・テスト編〜
メガネ置きです。
今回は、ボローニャ大学の言語学習センター「CLA」の、授業やテストについてお話しします。
授業について
CLAとは、Centro Linguistico di Ateneoの略で、留学生向けのイタリア語の授業を開講している機関です。
授業は1コマあたり2時間で、週に2回行われます。
私が通っていたB2のクラスは、指定された教科書(「NUOVO CONTATTO」でした)を使い、文法事項の習得や聞く・話す力の実践的な練習などを、バランス良く取り扱ってくれました。
人数は20人弱くらいで国籍の偏りはあまりなく、ヨーロッパはもちろん、アジアやアメリカから来た学生たちも結構いました。
様々な文化的背景を持ち、自分と同じくらいのイタリア語能力の人たちと交流できるCLAの授業は、イタリア語だけに留まらず多くのことを学ぶことができる、非常に有意義な機会でした。
以前CLAの登録編の記事で、授業の曜日と日時があらかじめ固定されているために他の授業と重なってしまいやすいと書きましたが、私のクラスの先生はそのあたりの事情をよく理解してくれており、授業の途中抜けや遅刻などのお願いに柔軟に対応してくれました。
ただ、CLAの授業は先生によって教え方が全く異なり、いわゆる先生の当たり外れがあるようです。
先生によっては、授業中のイタリア語以外の言語の使用を厳しく咎めたり、やむを得ない遅刻や欠席などにあまり融通が利かなかったりする人もいるそうです。
授業の内容については自分のクラス以外よく知らないのでなんとも言えませんが、先生によって指導方針が違うのは当然のことなので、全ての授業が一様に楽しいとは言えないでしょう。
実際私が話を聞いた中では、CLAの授業が好きな人もいればその真逆の人もおり、私はその意見の相違が先生の当たり外れから来ているのではないかと思います。
いずれにしても、私が数ヶ月間お世話になったLuisa Bavieri先生は、生徒に寄り添って丁寧に指導してくれる優しい人で、彼女の授業は毎回とても楽しかったです。
私としては、CLAの授業を取って本当に良かったと思います。
テスト・成績について
CLAのテストも、授業と同様に先生によって内容が全く異なるようです。
私のクラスでは、文法などの総合的な理解力を測る筆記試験と、プレゼン形式の口頭試験の2つのテストがありました。
CLAの授業は通常の学部の授業と扱いが異なり、自分でテストの登録を行う必要がありません。
先生の指示に従ってテストを受けたら、後日マイページの「Certification」の項目から成績証明書の確認・印刷をすることができます。
日本の大学で単位互換をしようと考えている方は、こちらから成績証明書を取得しておきましょう。
以上で、CLAについての説明は終了です。