スーパー②
メガネ置きです。
イタリアのスーパーには、日本のスーパーとは違う点がいくつか見られます。
今回は、その違いについてお話しします。
①ゲート
イタリアのスーパーの出入り口には、多くの場合ゲートが設置されています。
…出入り口付近にあるゲート。
このスーパーには、自動で開閉するゲートが導入されており、入る時はそのままで開きますが、出る時はレシートに印字されているバーコードをかざす必要があります(何も買わなかった人用の出口も別にあります)。
このゲートに加えて、入り口近くに警備員が立っていることもあり、徹底した防犯対策が行われています。
スーパーによっては、手で押すタイプの回転式ゲートだったり、出口にはゲートがなかったりと多少異なりますが、いずれにしてもイタリアのスーパーは、日本のスーパーよりも出入りの管理が厳しいです。
②量り売り
イタリアのスーパーでは、野菜や果物を買う場合、必要な分だけ取ってはかりに載せ、重さを測ってからレジに持っていくシステムになっています。
日本ではあまり馴染みのないやり方なので、初めのうちは戸惑いました。
…野菜・果物売り場のはかり。
まず、売り場に用意されている袋と手袋を、必要な分だけ取ります。
袋は測った野菜や果物を入れるためのもので、手袋は商品を直接手で触らないためにはめるものです。
次に、欲しい商品を手に取って、はかりで重さを測ります。
その際、商品ごとの値札に番号が書かれているので、商品をはかりに載せたままその番号をスクリーン上で選択し、その後出てきたバーコード付きのシールを商品を入れた袋に貼り付けておきます。
レジで会計をする時には、このシールに印字されたバーコードを読み取ります。
また、このような量り売りシステムのため、野菜や果物の値札には1個あたりではなく、1kgあたりの値段が書かれています。
スーパーによっては、パン売り場にもこのようなセルフの量り売りシステムが導入されています。
③ベルトコンベア
イタリアのスーパーのレジには、小さなベルトコンベアがついていることが多いです。
…ベルトコンベア付きのレジ。
このベルトコンベアの上に購入したい商品を載せれば、あとは自動的に店員のところまでそれらが流れていく仕組みになっています。
イタリアのスーパーでは、日本のようにカートとカゴが分かれておらず、カゴに入れたまま持ち運んで会計をすることができないためです。
スキャンした後の商品は、別のカゴに移し替えられることなくそのままレジの反対側に流されていくので、会計後に商品をカバンにしまう際は手際の良さが要求されます。
日本のスーパーでは一般的な、商品を落ち着いてショッピングバッグに詰めるためのあのスペースは、イタリアにはありません。
また、ベルトコンベアの上には小さな衝立のようなものがあり、自分の商品を置き終わった後にこの衝立で区切ることで、残りのスペースに次の人が商品を置いていいということを示します。
いかがだったでしょうか。
まだまだ相違点はあるかと思いますが、大きなところだと以上の3つが挙げられると思います。
また、イタリアではビニール袋は有料なので、マイバッグを常備しておくことをお勧めします。