Sotto le stelle del cinema
メガネ置きです。
星空の下の映画鑑賞。
なんともロマンチックな響きのイベントですが、ここボローニャでは夏の夜、野外の巨大なスクリーンで映画鑑賞をすることができます。
夜空に星が見えるかどうかは置いておくとして、野外で映画を観るというのは非常にイタリアらしい素敵な催しだと思います。
今回は、そんなロマン溢れるボローニャの夏の風物詩、「Sotto le stelle del cinema」についてお話しします。
星空の下の映画鑑賞
Sotto le stelle del cinemaは、毎年夏にボローニャのマッジョーレ広場で開催される、野外映画鑑賞のイベントです。
このイベントの時期になると、ボローニャ観光の中心であるマッジョーレ広場に超巨大なスクリーンや音響設備、そして大量の椅子が並べられます。
…Sotto le stelle del cinemaシーズンのマッジョーレ広場。映画を観るための環境が整えられています。
今年は6/17から8/14まで、全部で56回映画が上映される予定で、イベントの開催期間中はほぼ毎晩映画が公開されます。
このイベントはボローニャに拠点を置く「チネテカ」という団体が運営しており、歴史的価値のある古い映画を中心に、世界各国の様々な映画が上映されます。
映画を観るのにお金は一切かからないので、いつでも気軽に参加できるのがこのイベントの魅力のひとつです。
…日が沈むと、このように暗闇の中に映画がぽっかりと浮かび上がり、とてもロマンチックでした。残念ながら、星はちらほらとしか見えませんでした。
非常に人気のあるイベントなので、上映開始時刻である21:45に広場に行くと座席は全て埋まっています。
席に座らなくても映画は観られますが、良い場所から映画を観たいという人は早めに会場に行って席を確保しておくことをお勧めします。
私が観たのは「Wall Street」という80年代のアメリカの映画で、証券業界における金を巡ったドロドロの争いを描いたサスペンスものでした。
英語音声、イタリア語字幕付きでの上映で所々わからないところもあったものの、夜に外で映画を鑑賞しているという素敵な雰囲気でカバーしたので、とても楽しむことができました。
夜風涼しい夏のボローニャで、大勢の人たちと一緒に野外で映画を観るというのは、なかなか趣深い体験でした。