メガネ置きボローニャ留学日記

イタリアのボローニャに留学している、メガネ大学生の日記です。

カターニア観光記

メガネ置きです。

 

ボローニャから飛行機で約1時間半、パレルモに次ぐシチリア第2の都市、カターニアを訪れました。

 

今回は、その様子についてお話しします。

 

 

おじいちゃん旅行

2時間遅れの飛行機でやっとこさカターニアに到着し、私は「ALIBUS」というバスを利用して市内へと向かいました。

 

カターニアは、シチリア島の東部に位置する「シチリア第2の都市」として知られており、パレルモと並んでシチリア島の空からの玄関口の両翼のひとつを担っています。

 

私が今回カターニアを訪れたのは、どうせシチリアに行くのであればパレルモ以外の町もついでに見ておきたいという軽い動機からで、特にチェックしておきたい場所などはありませんでした。

 

それに加え、その日のカターニアは燦々と太陽が照りつける雲ひとつない快晴だったため、暑さで全く観光する気力が湧きませんでした。

 

そのため、自然私のカターニア観光は散策よりも休憩を優先するおじいちゃんペースになり、正直しっかり観光をしたとは言えませんでした。

 

とりあえず飛行機の遅延もあってお腹がペコペコだったので、カターニア市内に着いてすぐに昼食をとりました。

 

f:id:occhiali_megane:20190715225202j:image

…屋外のテーブルで食事できる、開放的なトラットリアで昼食。お洒落ですが、外はやっぱり暑い。


f:id:occhiali_megane:20190715225158j:image

…ベーコンとピスタチオのトロフィエ。トロフィエとは、ジェノヴァ発祥とされる手打ちのショートパスタです。クリームソースでいただきました。

 

この頃の私は連日の猛暑で食欲が完全に麻痺しており、ピザやパスタなどのイタリア料理が重たく感じられて仕方なかったのですが、このパスタは完食することができました。

 

昼食後すぐに宿泊先にチェックインを済ませ、いざカターニア観光と張り切っていきたいところでしたが、暑くて歩き回る気が起きなかったため中心部をあてもなくうろうろすることにしました。


f:id:occhiali_megane:20190715225125j:image

カターニアの中心部、大学広場と呼ばれる場所。恨めしいほどの快晴です。


f:id:occhiali_megane:20190715225133j:image

カターニア最大の通り、エトネア通り。カターニアの中心部は、基本的にこのエトネア通りに沿って歩いていけば大方見て回れます。

 

f:id:occhiali_megane:20190715225325j:image

…マッシモ・ベッリーニ劇場。オペラやバレエなどが上演されるカターニア定番の観光スポット、らしいのですが今回は外観のみ。


f:id:occhiali_megane:20190715225137j:image

…ドゥオーモ広場にある、像のオブジェ。像をチョイスするあたりに好感が持てました。


f:id:occhiali_megane:20190715225142j:image

カターニア大聖堂。もちろん非常に立派な聖堂でしたが、正直夏のイタリア観光における教会や聖堂は全て、私の目には日差しを避けるための休憩所として映ります。

 

そして、歩き疲れた身体を芯から癒してくれるシチリア観光の必需品が、イタリアの濃厚シャーベット「グラニータ」です。


f:id:occhiali_megane:20190715225129j:image

…パイナップルのグラニータ。暑さに耐え切った後に食べるグラニータは、違法なのではないかと思えるほど美味しいです。このグラニータが、間違いなくこのカターニア観光のハイライトです。


f:id:occhiali_megane:20190715225208j:image

ベッリーニ庭園と呼ばれる、緑豊かな公園もありました。


f:id:occhiali_megane:20190715225339j:image

…庭園の頂上からは、薄っすらとではありますがエトナ山が見えました。

 

エトナ山は、カターニアの北にある世界有数の大きな活火山で、噴火口付近まで接近して火山活動の痕跡を見学することもできるそうです。

 

カターニアの中心部のみの観光だけでは正直物足りないと思った(真面目に観光したわけではありませんでしたが)ので、もしカターニアを訪れる際はエトナ山のトレッキングツアーも一緒に検討してみると良いかもしれません。

 

ただ、もし行ける時間があったとしても、私は暑いからという理由で結局行かなかったと思いますが。