モルタデッラ
メガネ置きです。
今回は、美食の町ボローニャが誇る、モルタデッラという食べ物についてお話しします。
ボローニャソーセージ
モルタデッラとは、ボローニャに古くから伝わる伝統的な製法で作られた、歴史あるソーセージです。
豚の挽肉に、豚の脂身や風味づけのピスタチオなどを加えて作られ、鮮やかなピンク色の断面は、脂身の白やピスタチオの緑が水玉模様を描くように散りばめられた、美しい見た目をしています。
かなり大きなソーセージで、お肉屋さんの商品棚などでは、一見すると小ぶりな樽のようにも見えるモルタデッラが、どんと置かれているのをよく目にします。
しかし、私たちにより馴染みがあるのは、ハムのように薄くスライスされた状態のモルタデッラでしょう。
…モルタデッラ。このように薄くスライスされたものが一般的です。脂身が白い水玉模様のようになっています。
モルタデッラは、生のままでも非常に美味しく食べられるのが特徴で、薄切りにしたものをパニーノやサンドイッチなどに挟んで食べるのが、最もお手軽な楽しみ方だと思います。
薄くスライスされていてもしっかりと塩味が効いており、ソーセージの芳醇な味を存分に味わうことができます。
パニーノの具がモルタデッラのみでも、満足できるくらい味が濃いです。
また、私はまだ加熱調理されたモルタデッラを食べたことがないのですが、厚切りにしたモルタデッラを、ステーキのようにカリッと焼いても美味しいみたいです。
ボローニャでは、バールやサルメリーアなど、町の至る所で美味しいモルタデッラと巡り合うことができます。
ボローニャを訪れた際は、ぜひお試しください。