ビステッカ
メガネ置きです。
今回は、私が気に入ったイタリアグルメについてお話しします。
超豪快なステーキ
今回ご紹介するイタリア料理は、トスカーナ州・フィレンツェの名物である、「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」です。
キアニーナという種類の子牛の肩ロースを分厚く切った巨大なTボーンステーキで、ぎっしりと締まった赤身のロースとヒレを、塩と胡椒のみのシンプルな味付けで炭火焼きにします。
古くから、肉の焼き加減は「al sangue」という血が滴るほどのレアで提供されるのが一般的で、外はこんがり中は真っ赤というのがこのステーキの特徴です。
取り扱う部位がもともと大きいため、お店では基本的に1kgからの注文となっていることが多く、出てくるお肉はとにかく迫力があります。
お値段は少々張りますが、これをひとりで食べ切るのはかなりきついので、大人数でシェアすれば価格的にも量的にもちょうどいいと思います。
…ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。私の顔よりも大きな肉がテーブルの真ん中に鎮座する様に、思わず言葉を失いました。外側はしっかりと焼き目がついていますが、内側は面白いほど真っ赤です。
ひと切れひと切れはめちゃくちゃ分厚いのですが、その見た目に反して食感はかなり柔らかく、また余計な味付けがされていないため、肉の旨味をダイレクトに味わうことができました。
今回私は付け合わせなしで注文したのですが、食べているうちに白ご飯が欲しくてたまらなくなりました。
フィレンツェを訪れた際は、ぜひ一度拝んでいただきたい一品です。